Netflixで一番泣ける!【パドルトン】君は永遠に僕の親友。映画感想

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『パドルトン』末期ガンの親友が安楽死を希望した時、アンディは…中年男ふたりの深い友情と強い絆を描く感動作。ネットフリックス映画あらすじ、キャスト紹介とネタバレあり感想。

※この記事は「映画でbreak!オレ・モカ」に記載した過去記事を移転したものです。

 

カモコです(^▽^)o

ネットフリックス映画『パドルトン』は、サンダンス映画祭で高評価されたヒューマンドラマ/コメディです。

末期ガンになり安楽死を選んだマイケルと、彼に寄り添うアンディ。男ふたりの深い友情を描いた映画です。

地味な映画ですが、見たあとは感動で涙が止まらなくなりますよ…

 

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「パドルトン」作品情報

 

ジャンル:ドラマ、コメディ
原題:Paddleton
監督:アレックス・レーマン
時間:89分
製作国:アメリカ
Netflix配信開始日:2019年2月22日

 

 

「パドルトン」あらすじ

 

マイケルとアンディは、同じアパートの1階と2階に住んでいる。ふたりは毎晩ピザを食べながら映画を見て過ごし、休日にはパドルトンを楽しむ仲だ。

ある日、マイケルは末期ガンと診断される。アンディはショックを受けるが、病院で死ぬより自宅で安楽死したいというマイケルの希望を叶えるため、彼に付き添い、共に行動する。

マイケルが覚悟した時、アンディは…

 

「パドルトン」登場人物/キャスト

 

◆アンディ・フリードマン(レイ・ロマノ)

マイケルの上の階に住む男。独身。カンフー映画が大好き。

◆マイケル・トムソン(マーク・デュプラス)

末期ガンであることが判明し、安楽死を望む。

◆デヴィッド(Kadeem Hardison)

薬局のスタッフ。

◆ナンシー(デンドリー・テイラー)

アンディとマイケルが宿泊したモーテルのオーナー。

 

「パドルトン」感想(ネタバレなし)

画像引用:Paddleton | Official Trailer © Netflix

 

派手な演出をする感動映画のように、美男美女の有名俳優が出たり、泣かせるようなセリフや音楽は使われていません。とっても地味な映画なんです。

 

でも、アカデミー賞を獲るような、感動を前面に押し出した派手な映画は架空でしかありません。

 

私は『パドルトン』の方が深く、深く感動が心にしみると思います。アンディとマイケルの物語は、世界中の誰もが経験する物語だからです。

 

男同士の真の友情に泣いてしまいますよ。

普段映画を見て泣かないような男性でも、涙を浮かべてしまうのではないでしょうか。

 

この映画は自分にとって大切な存在について考えさせます。

その存在は、親友かもしれないし、夫や妻かもしれないし、恋人かもしれない。我が子かもしれない。

 

誰にでも”最後の時に一緒にいたい”人がいますよね。

 

マイケルとアンディ、ふたりの冴えないおじさんは、誰よりも気の合う仲間なんです。一緒にパドルトンをすれば、映画を見れば、翌日を前向きに生きられる、そんな友人です。

 

ずっと平凡な毎日が続きそうだったふたりでしたが、突然重大なことが起こります。

 

マイケルが末期ガンだと診断されてしまうのです。

 

治る見込みは無いと知り、アンディはショックを受けますが、それでもいつもと同じようにマイケルに接します。

 

そしてアンディは、安楽死したいというマイケルと共に、安楽死のための薬を買いに行きます。一泊の小旅行です。

 

道中、マイケルは死への恐怖を抱き、アンディは親友を失う悲しさを抱きながらも、いつもと同じようにふざけたり、ジョークを言って過ごします。

 

そしてふたりは覚悟を決めます。

 

余命の短い親友に寄り添うアンディの姿に涙を流さずにはいられません。

 

私たちにはマイケルとアンディに自分や親友を重ねてしまうでしょう。

そして何気ないこと、当たり前のことこそ、ありがたいのだと気づくでしょう…

 

若い人より中年の、特に男性におすすめの1本です。

 

評価は?

 

『パドルトン』は、2019年1月末に開催された、サンダンス映画祭に出品された作品なんですが、映画祭での評価はかなり高かったようです。

 

Rotten Tomatoesは、批評家88%、オーディエンス97%という高評価。

 

参照:Rotten Tomatoes(2019年2月23日時点)

 

IMDbでは「7.2」、Metacriticのメタスコアが「69」と、こちらも高く評価されています。

私個人の評価は「☆4.5」ですね。私はアメリカのジョークが大好きなので、評価高めです(^-^)

 

「パドルトン」感想(ネタバレあり)

画像引用:Paddleton | Official Trailer © Netflix

 

※以下ネタバレあります。ラストにも触れてますので視聴後にご覧ください。

 

昨日の夜中に見ました。中盤までは笑っちゃうシーンの連続でしたが、最後は泣かされました…(T_T)

 

映画を見ながら、「もしかして、奇跡が起きて、マイケルは死なずにすんでハッピーエンドになるかも…」と願わずにはいられませんでした。そう思ったのは私だけではないはず。

 

残念ながら、アンディと私たちの思いは届かず、マイケルは安楽死に踏み切り、ベッドの上で亡くなりました。

 

この映画は「コメディ」で、くすくす笑わせるシーンがたくさんあります。

マイケルとアンディは、毎晩同じカンフー映画を見て、ピザを食べて、パズルをするのです。

毎晩同じカンフー映画を見てるのに、アンディのあの真剣な表情…( *´艸`)

 

何も特別なことはない日常がずっと続いていくと、ふたりは思っていたでしょう。

 

「パドルトン」というのは、ふたりが作り出した、パドルボールを壁打ちして、ドラム缶に入れるというゲーム。

たぶん、ルールなどないでしょうね。ふたりが気楽に遊ぶスポーツ?です。

 

適度な運動をして、それなりに健康的な生活をしていたはずなのに、突然、マイケルの腹部に腫瘍が見つかり、そして末期ガンだと診断されてしまいます。

 

「ガンの専門医に会ったけど、打つ手がないそうだよ」と言うマイケルに、アンディはすぐに反応できません。

そして「奇跡は起きる。諦めるな!」と言うのですが、マイケルはもう覚悟を決めだしています。諦めるとか、諦めないとか、そんな段階ではなく、もう手遅れなのです。

 

病院で管に繋がれて死にたくない、と言うマイケル。そして、アンディに安楽死を手伝って欲しいと頼みます。

すぐに答えられないアンディでしたが、ふーっと息をつくと、「わかった」と返事します。

 

マイケルが望む死に方をするためには、特別な薬が必要ですが、どこにでも売られているわけじゃありません。

そこで、ふたりはちょっとしたロードトリップに出ます。一泊二日の、薬局までの小旅行です。

 

ふたりは車に乗り、ばかなことを言い合いながら先へ進みます。途中で「ダチョウランド」に寄ってダチョウを見たり。

 

そして、ついに薬を手に入れます。

緊張をほぐす薬と、吐き気止めと、最後の薬。

薬局のデヴィッドは、「100錠は致死量です。全部をコップに入れて混ぜて、一気に飲んでください。でも飲んだ後に命を絶ちたくないと思ったら、すぐに救急車を呼んでください」と説明します。

デヴィッドはきちんと説明しながらも、少し言いにくそうです。

アンディは表情を変えませんが、明らかに動揺しています。

 

どうしてもマイケルの死を遠ざけたいアンディは、子供用金庫を買い、中に薬を入れてしまいます。

子供っぽい行動ですけれど、アンディの気持ちは良くわかりますね。。彼が薬を使わなければいい、奇跡が起きてガンが治ればいいと、心の中で思っているんでしょう(T_T)

 

その後、彼らはバーに行ったり、ジャグジーに入ったりするのですが、モーテルのオーナーの、ナンシーに優しくされた時、アンディは泣いてしまいます。

マイケルの前では涙をみせていませんでしたが、ずっと泣きたい気持ちをこらえていたんですよね。

 

 

旅行が終わって、アパートに戻ったアンディは、「この状況では普通に振舞えない」と言い、マイケルは「OK」と答えます。

そして、またいつものようにピザを焼いて、カンフー映画「デスパンチ」を見るんです。

そんなふたりの何気ない姿が悲しいです。

 

その後、マイケルは吐いたり、体調が悪化してしまいます。

 

そして、ついに「準備できた。気分がいいうちに死にたい」と言うのです。

 

アンディは止めたりせずに、薬の準備を手伝います。

 

「もしあの世というものが存在して、君にコンタクトが取れるとしたら、連絡して欲しい?」とマイケルは聞きます。

「コップを動かしたり、鏡に文字を書いたりさ」と言うと、アンディは「風が吹いても君だと思うよ」と答えます。

 

そして、ついにその時を迎えます。

奇跡は起きませんでした。

 

「もっと一緒に色々すればよかった」と言うマイケルの言葉が心に沁みます。

 

平凡な毎日を送っていると、いつものことが永遠に続くように感じてしまいます。

だけど、それは永遠には続かないし、突然終わることもあります。

 

親友や家族の大切さを教えてくれる映画でした。

 

ヒューマンドラマやコメディが苦手な男性にも見て欲しい1本です。

 

ブログ書きながら涙が止まらなくなってしまう…

 

「パドルトン」キャスト

 

マーク・デュプラス

マーク・デュプラスは、ビリー・ボブ・ソーントン主演のドラマシリーズ『弁護士ビリー・マクブライド』や『タリーと私の秘密の時間』に出演しています。

 

レイ・ロマノ

レイ・ロマノは、『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』で、ゾーイ・カザンの父親役を演じました。

この映画、オススメ度100%です!

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デンドリー・テイラー

モーテルのオーナー、ナンシー役のデンドリー・テイラーは、『ザ・ファイター』でマーク・ウォールバーグの姉のひとりを演じました。

 

監督:アレックス・レーマン

 

アレックス・レーマン監督作品は、『アスペルガーザらス』や『ブルージェイ』があります。どちらもNetflixで配信されています。(2019年2月時点)